一括査定を利用して車を高く売る方法

最近では車を売るときに一括査定を利用するというのが一般的になりつつありますが、まだまだ利用するのを不安に思っている人も多いようです。

 

この記事は、一括査定を利用して車を売りたいけど「どんなシステムなの?」「どこで申込むのがお得?」「高く売るコツは?」といった疑問がある人に向けて書きました。

 

◇本サイトの表記には一部プロモーションを含みます

 

一括査定ってどんなシステムなの?

一括査定とは「ガリバー」「ビッグモーター」「アップル」などの車買取店や街の中古車店に持ち込むことなく複数のお店に査定をしてもらえるシステムです。

 

一括査定

 

「カーセンサー」「カービュー」などの一括査定サイトから申込みをすると、あなたのクルマを買いたいというお店からアポイントの連絡が入り、出張で査定に来てくれます。

 

各サイトは審査基準をクリアしたお店と提携しているので、クレーム対応なども含めた安心感があるのも一括査定サイトを利用するときの隠れた魅力です。

 

車を売るには他にどんな方法がある?

車買取店

車を売るには一括査定を利用する以外にもいくつか方法があります。

 

新しい車に乗り換えるなら下取り、売却するだけなら車買取店に直接持ち込むというのが一般的かもしれませんね。

 

また、変わったところではヤフオクなども含めた個人売買や、業者専門のオートオークションに代行業を通して売る方法などもあります。

 

ここでこれらの方法を整理してその特色やメリット・デメリットをまとめてみました。

 

それぞれの特色とメリット・デメリット

手軽さ

売却額

安心感

時間

一括査定

丸

二重丸

二重丸

二重丸

車買取店

丸

丸

丸

二重丸

下取り

二重丸

三角

二重丸

丸

個人売買

バツ

二重丸

バツ

バツ

オークション

三角

丸

三角

三角

 

メリット

デメリット

一括査定

  • 高く売れる
  • 大手が仲介するから安心
  • 1日で売却が可能
  • 電話の対応が面倒
  • 査定する場所で悩む

車買取店

  • 査定のみで頼みやすい
  • 1日で売却が可能
  • 足元を見られやすい

下取り

  • 車の入れ替えがラク
  • すべてお任せでOK
  • 売却額が値引きで相殺
  • 車の売却だけはできない

個人売買

  • 1番高く売れる可能性
  • 知識がないと難しい
  • 個人情報などのリスク

オークション

  • 高く売れることもある
  • 基本的には業者専門
  • 代行手数料等で相殺


それぞれ特長はありますが、一括査定は大手サイトを活用することによって安心して誰でもカンタンに高く売れるのがポイントです。

 

「電話の対応が面倒」「査定の場所で悩む」といったデメリットもありますが、これは対策する方法があるので次に紹介します。

 

一括査定のデメリット対策

では早速「電話の対応」と「査定の場所」で困らないための対策法をそれぞれ説明していきましょう。

 

これを知っておけば気楽に一括査定の申込みができるのでぜひ参考にしてください。

 

電話対応は準備さえすれば意外とアッサリ

一括査定に申込むと「しつこく電話が掛かってくる」と思っている人が多いようですが、少なくとも同じお店から何度も電話が掛かってくるということはありません。

 

たしかに必要事項を入力して「申込ボタン」を押した瞬間に笑っちゃうくらい素早く査定のアポイントを取る電話が掛かってきます。

 

ただし、そのお店とアポイントを取る、もしくはキッチリと断ればそれから先は営業電話などが掛かってくることはないんです。

 

そして、人気車種の査定依頼をすると5社くらいから電話が来ることもありますが、ちゃんと準備してから対応すればそれほど面倒でもありません。

 

アポイント2

 

具体的には、机の上などメモが取れる環境で申込みをして、電話が掛かってきたら買取店名や担当者名などを書き留めていけば驚くほどカンタンに対応できます。

 

実際の流れで言うと・・

 

最初のお店からの電話に出てからは他のお店からのキャッチがずっと「プープー」と鳴っている状態が続きます。あとは『電話が終わったタイミングでつながったお店と次の話をする』の繰り返しになります。

 

ちなみに買取店との査定のアポイントは、「1社だけでは足元を見られる」「4社以上だと当日の対応が混乱する」という理由から2、3件くらいに絞るのがベストです。

 

査定をしてもらう会社は、『電話対応の良さ』や『熱意を感じられる』などを基準に選ぶといいでしょう。

 

また、査定をお願いする2、3社はすべて同じ時間に来てもらうことも大事なポイントです。

 

同じ時間に来てもらうことで時間の節約にもなりますし、なんと言ってもお互いの会社がその場で競合するので高く買い取ってもらえる可能性が高まります。

 

ということで、2、3社と査定の約束ができたらアポイントはそこで打ち切り。

 

そのあとは電話を取るたびに「もう決まってしまいました」といって直接断ります。

 

きちんと電話に出て直接断れば、それ以上そのお店から電話は掛かってこないので一通り電話に出たらそれで終了。次の日以降に持ち越すこともありません。

 

査定の場所にオススメの場所とは?

査定当日でけっこう悩むのが『査定をしてもらう場所』ですよね。

 

査定の申込みをした会社が2、3社あれば、査定担当者がその数だけ来ることになるので、「近所の目が気になる」「自宅まで来られるのも…」と感じる人もいるでしょう。

 

コインパーキング

 

他にも何らかの理由で査定をしてもらう場所に困っていたら、意外とオススメなのがコインパーキングです。

 

数百円のお金が掛かりますが、場所の指定も簡単だし、とりあえずあまり周りの目を気にする必要がありません。

 

そして、1時間なら1時間でリミットを設定する感じになるので、交渉がダラダラと長くならずに済むのがポイントです。

 

もちろん他のお客さんの迷惑にならないような配慮が必要ですが、広めのコインパーキングを見つけておけば査定員からのウケもいいので高額査定が期待できる!?

 

一括査定サイトを選ぶうえでのポイント

デメリットの対処法を説明したところで次に「どのサイトで申込めばいいの?」という疑問を解消していきましょう。

 

いざ一括査定で車を売ろうと思っても、いろいろなサイトがあるのでどこで申込むか悩むところです。

 

一括査定というと「カーセンサー」「カービュー」「楽天カーサービス」あたりが有名ですが、「何が違うの?」「どこで申込むと得とか損とかあるの?」といったことが気になりますよね。

 

でも実は、一括査定サイトは “車買取店の仲介をしているだけ” ですからどこを利用するかでそれほど悩む必要はありません。

 

一括査定会社

 

「カーセンサー」や「カービュー」などで一括査定を利用しても、結局クルマを売却するのは提携している「ガリバー」「ビッグモーター」「アップル」といった車買取店になります。

 

なので、提携している車買取店が少ないサイトはおすすめできませんが、提携数の多い大手の一括査定サイトであれば、どこを選んでも基本的には同じです。

 

一括査定サイトの比較

 

そうは言っても、申込先を決めるときの判断材料はあったほうがよいので、代表的な一括査定サイトをピックアップし、その運営会社や提携している買取店の数など比較してみましょう。

 

サイト名

公式ページ

提携会社数

入力項目数

運営会社

運営開始

【カーセンサー】

カーセンサー

 

カーセンサー
公式ページ

1000社以上

11項目

リクルート

2008年

【カービュー】

カービュー

 

カービュー
公式ページ

200社以上

9項目

カービュー

2000年

【楽天カーサービス】

楽天カーサービス

 

楽天カーサービス
公式ページ

100社以上

11項目

楽天

2012年

【ズバット車買取比較】

ズバット車買取

 

ズバット車買取比較
公式ページ

200社以上

7項目

ウェブクルー

2003年

どこが運営しているか、いつから運営しているかなども一つの判断材料にはなりますね。また、申込時に入力する項目も少ないに越したことはありません。

 

ただし、ここで注目したいのはやはり提携している会社の数です。

 

提携している会社数が多ければ、それだけあなたの車をより良い条件で買い取ってくれるお店に出会える確率が高くなります。

 

そういう意味で、提携数が1,000社以上と他を圧倒している【カーセンサー】は、より高く売れる可能性があるのでオススメです。

 

基本的にはどこで申込みをしても一緒なので、とくに推しがなければ運営会社の信頼性もある【カーセンサー】を選んでおけば間違いないでしょう。

 

一括査定で車をより高く売るポイント

最後に、あなたのクルマをより高く売るための『査定当日』の攻略法を紹介します。

 

ここで繰り返しになりますが、まずは一括査定を利用する大前提として、申込みをする際に「明日の午前11時」など日時をあらかじめ決めて2、3社のお店に同時に来てもらうようにアポイント取ってください。

名刺で入札

いわゆるブッキングさせるというのが一括査定を利用するうえでの最大のポイントとなります。

 

慣れていないと「同じ時間に来てもらって大丈夫なの?」と思うかもしれませんが、向こうは慣れたものなので心配はいりません。

 

たぶん一番最初に来た人は「今日は何社くらい来るんですか?」なんて聞いてきますよ(笑)

 

査定当日の3つのポイント

 

ではここから、車を高く売るための査定当日のポイントを3つに分けて説明していきます。

 

【その1】こちらから希望金額を言わない

査定当日はそれぞれの会社の査定担当者が順番にあなたの車を査定していきます。

 

おそらくその際に、「いくらくらいだったら売っていただけますか?」とさりげなく聞いてくるでしょう。

 

でもそのときに希望の金額を言ってはいけません。

 

希望の金額をこちらから言ってしまうとそれが基準になってしまうので「いや、まったく分かりません」などと言って上手くかわすようにしましょう。

 

自分が考えているより相場が高い場合に損をしてしまうので、あくまでも向こうから金額を提示してもらうのがポイントです。

 

【その2】名刺の裏に金額を書いてもらう

それぞれの担当者の査定が終わるといよいよ「結果発表」になります。

 

そのときに別々に査定額を聞くというパターンもありますが、ここでは「それぞれの担当者が名刺の裏に査定額を書いて渡してもらう」というパターンをオススメします。

 

各担当者はあなたの車の状態を確認して、あとは会社と電話でやり取りしながら最終的な数字を決めますが、

 

なかには駆け引きをしながらなるべく安い金額で買い取ろうとする会社もあります。

 

査定結果

 

そこで、一斉に入札する形にすれば1回で最終金額を出さざるを得ないので変な駆け引きをする必要もありません。

 

しかも、3枚の名刺を見て、「A社さんが一番高かったのでこちらに売ります」と言えば終わるので気楽ですよね。

 

もし「みなさん、金額は名刺の裏に書きましょうか!」と仕切ってくれる担当者がいたら、その会社は金額に自信があるはずです。

 

【その3】当日に売る準備ができていると伝える

3つ目のポイントは必ず査定額がアップする方法です。

 

その方法とは、査定する当日に車を引き取ってもらう準備をすること。

 

中古車相場は日々変化するので、中古車店は買い取った車をなるべく早く売れる状態にするのが理想です。

 

なので、業者専門のオートオークションでは、一番高い金額で入札した業者が確実に落札できる『売切り』という条件が付くと必ず売却金額が高くなります。

 

つまり、『売切り』の状況を作っておくと必然的に買取金額は高くなるというわけです。

 

印鑑証明書

 

具体的は「印鑑証明書」を事前に用意しておくというのがポイントになります。

 

車を売却するためには車検証や自賠責保険証などの書類が必要ですが、唯一「印鑑証明書」だけは役所で発行してもらう必要があるからです。

 

逆に、あとの書類はクルマに積んであったり買取店が用意するので、印鑑証明書(と実印)さえ用意しておけば『売切り』の状況になるのでこちらの本気度が伝わりますよね。

 

あとは「印鑑証明書と実印は用意してあるのでクルマは今日持っていっていいですよ」「その代わり、査定額のほうはお願いしますね!」と言ってみましょう。

 

「今の査定額を知りたい」のが目的ではなく、「満足できる金額だったら売ると決めている」という人はぜひ試してみてください。

 

必ず査定担当者の “スイッチ” が入るはずです。

査定額アップ

印鑑証明書があれば本当に査定当日に車を引き取ってもらえるので、新しい車と入れ替えで売却する場合は納車予定の前日に査定に来てもらうと入れ替えがスムーズにいきます。

 

 

補足

 

これまで何度か一括査定サイトの申込みをする際に買取店を2、3社に絞ると説明しましたが、選ぶコツとしては「ガリバー」「ビッグモーター」など名前を聞いたことがある大手の買取店を1社は入れることです。

 

最低でも2社同時に査定をしてもらえば数十万円単位で査定額が変わることはないので、あまり神経質にならずにあとは『ご縁』に任せるといったところでしょうか。

 

一方で、一括査定サイトはどこを選んでも同じと説明しましたが、大きなお金のやり取りがあるのでやはり信用できる会社のサイトを選んでおいたほうが無難ではあります。

 

当然、個人情報も扱いますので、何かあったときにきちんとクレーム対応ができるような信頼性のある会社を選んでおいたほうが安心ですよね。

 

サイト名

公式ページ

提携会社数

入力項目数

運営会社

運営開始

【カーセンサー】

カーセンサー

 

カーセンサー
公式ページ

1000社以上

11項目

リクルート

2008年

【カービュー】

カービュー

 

カービュー
公式ページ

200社以上

9項目

カービュー

2000年

【楽天カーサービス】

楽天カーサービス

 

楽天カーサービス
公式ページ

100社以上

11項目

楽天

2012年

【ズバット車買取比較】

ズバット車買取

 

ズバット車買取比較
公式ページ

200社以上

7項目

ウェブクルー

2003年

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。この記事があなたの車を売るときの参考になれば幸いです。
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